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2006年(平成18年)
2006年9月15日
再生医療用培養細胞の動物移植実験成功に当社の輸送技術が寄与
-携帯型定温輸送容器を用いた定温輸送サービス-
日立物流(執行役社長:鈴木登夫)は、このたび、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)がすすめる基盤技術研究促進事業の一つである培養角膜組織の移植実験において、培養した細胞を移植先の病院まで定温で輸送し、移植実験成功に寄与しました。日立物流では、昨年、携帯型定温輸送容器を開発し、再生医療用培養細胞の長距離輸送に成功して以来、定温輸送サービスを実施してまいりましたが、自動細胞培養装置で製造した細胞を動物に移植する実験においても当社の輸送サービスの有効性を証明しました。
当輸送は、NEDOがすすめるプロジェクトの一環で実施されたものです。このたび、NEDOの民間基盤技術研究支援制度に基づく基盤技術研究促進事業において、東京女子医科大学、国立大学法人東北大学、国立大学法人大阪大学、株式会社セルシード及び株式会社日立製作所は、セルカートリッジ式小型自動細胞培養装置により製造した培養角膜上皮細胞シートをウサギ眼に移植し、角膜を再生することに成功しました。日立物流は、開発した定温輸送容器を用いた輸送技術を提供することにより、細胞培養施設で培養した細胞を培養温度と同じ温度で、移植手術を行う病院まで届けることを実現させ、培養角膜組織移植の成功に重要な役割を果たしました。
日立物流では、システム物流(3PL:Third Party Logistics)により企業の物流業務を一括受託するサービスを通じて、顧客の物流ニーズに応える高品質なサービスの提供を進めています。そうしたなか、近い将来大きな発展が予想される再生医療における培養細胞の輸送にも注目しています。今回の輸送作業の成功により、ヒトへの応用を視野に、医療・バイオ分野における新しい物流需要の創出に大きな可能性を拓きました。
定温輸送容器は、日立物流のもつ豊富な輸送経験と作業性に関する設計コンセプトから開発構想が生まれたものです。温調用装置やその動力源を必要とせず、簡便で軽量な携帯容器という新しい発想の定温輸送容器を活用することで、人手、自動車、新幹線などの鉄道車両、中距離用小型飛行機、ヘリコプターなどの航空機といったあらゆる輸送手段で細胞輸送を実現することができます。
日立物流は、細胞輸送技術の開発を東京女子医科大学、東北大学、大阪大学と共同で研究を進めるなど、今後も多岐にわたる分野で日立を始めとする各研究機関と共同で研究開発を推進し、新しい物流需要に対応していきます。
以上









